婚姻関連の判例

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婚姻関連の判例

事例:貞操権侵害に対する慰謝料請求の争い
 
夫の不倫相手である女性に対し、夫の貞操を求める妻の権利を侵されたことによる慰謝料を、また、子供達に関しては、父親の保護を求める権利を奪われたことによる慰謝料を夫の妻が請求した事例。
 
裁判所の判断
 
妻に対する慰謝料について「夫婦の一方と肉体関係を持った第三者は、故意又は過失がある限り、肉体関係を持った両名が自然の愛情によって肉体関係を持ったとしても、他方配偶者の権利を侵害し、その行為は違法性を帯び、他方配偶者が被った精神上の苦痛を慰謝する義務がある」として慰謝料を認めました。
 
一方、子供に対する慰謝料については「子供の父親と肉体関係を持った女性が、子供の父親と同棲した結果、子供が日常生活上父親の愛情や監護教育を受けられなくなったとしても、その女性が子供に対し父親の監護などを積極的に阻止するなどの特段の事情がない限り、子供に対して不法行為を構成するものではない」として慰謝料を認めませんでした。(最判昭和54/3/30)

事例:婚姻費用に関する争い
 
夫が収入の大半を実父のマンションのローン返済に充て、実父死亡後、そのマンションを実母名義にした。
この事に不満を抱いた妻は、夫に無断で776万円の預貯金を持ち出し、二人の子供とともに家を出てしまった。
その後、妻は夫に対し婚姻費用分担金として月額22万円を求める調停を申し立てた事例。
 
裁判所の判断
 
「別居に至った直接的かつ主たる責任は妻にある。これらの事情を考慮すると、夫の婚姻費用分担額は通常より相当額減され、別居期間中に夫が負担すべき婚姻費用分担額は282万円となる。妻は、夫婦の共有財産といえる776万円の預貯金を持ち出し、夫の持ち分といえる1/2である388万円については、夫が妻に対する婚姻費用分担金として支払ったものとみなすことが当事者間の衝平にかなうというものである」として妻の申し立てを却下しました。(大阪高決昭和62/6/24)

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